【活動報告】アビスパ福岡にて就労体験プロジェクトを実施しました(2026年9月19日)

2026年9月19日(土)、福岡市博多区のベスト電器スタジアムで開催されたアビスパ福岡対
サンフレッチェ広島の一戦にて、就労体験プロジェクトを実施しました。

本プロジェクトは、障がいのある方や不登校の方に、スポーツイベントなどの「晴れの日」の
現場で働く体験をしていただく取り組みです。今回はアビスパ福岡株式会社のご協力のもと、
ホームゲームの入場ゲート業務を担う一員として参加しました。

参加者が担当したのは、ご来場のお客さまへの紙メガホンのお渡しです。メインスタンドと
バックスタンドの2か所に分かれ、キックオフ前の入場の流れにあわせて、お一人おひとりに
手渡しました。今回は11名の方が体験に参加し、ご家族や事業所の職員の方5名が引率として
お付き添いくださいました。

9月半ばを過ぎても夕方まで気温の下がらない一日でしたが、クラブの皆さまにゲートごとの
担当者をご紹介いただき、休憩場所もご手配いただきました。参加された皆さんは、交代で
休憩と水分補給を取りながら、3時間近くにわたる業務を最後まで務めました。

今回は、保護者の方とご本人が一緒に参加されるご家庭が複数ありました。体験を終えた
保護者の方からは、お客さまの様子を見ながら、紙メガホンを渡す高さや声のかけ方を変えて
いた、というお話をうかがいました。誰かに指示されたことではなく、その場でご本人が
決めたことでした。

同じ日に、「もっと小さい年齢のうちから一緒に体験できる場があれば、本人が自分で選ぶ
経験をもう少し重ねられたのではないか」というお声もいただきました。学校や事業所では、
本人が自分で決める場面をつくること自体が難しいというお話です。

働く体験というと、できることが増える機会として捉えられがちです。しかし今回うかがった
お話からは、その場で自分が判断し、相手に合わせて動きを変えるという経験そのものに意味が
あることが見えてきました。何を選ぶかを自分で決める機会は、日々の生活の中でそう多く
ありません。だからこそ、こうした場をより気軽に使っていただけるものにしていきたいと
考えています。

今回はクラブのご厚意により、業務終了後に試合を観戦する時間もいただきました。スタジアムが
最も熱を帯びる時間に、自分たちが迎え入れたお客さまとともに同じ試合を見届ける機会と
なりました。

NPO法人Build Up Inclusion FUKUOKAでは、スポーツイベントをはじめとする地域の活動の中で
「働く体験」の機会を創出する取り組みを行っています。本プロジェクトは、特定非営利活動法人
ピープルデザイン研究所との共同で実施しています。

開催にあたりご協力いただきましたアビスパ福岡株式会社の皆さま、参加者を送り出してくださった
ご家族・事業所の皆さま、そして当日ご一緒いただいたクラブスタッフの皆さまに、心より感謝
申し上げます。

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